暴落時した時に買って長期保有するのが一番良いと歴史が証明しています。
いずれにしてもお金の価値は下がっていきそうなので、そこだけは忘れないように。
戦略的に経済的自由を目指して楽しみながら投資しましょう♪
この記事は、2023年3月期 決算短信、2024年3月期の第2四半期決算をもとに作成しています。
2023年11月2日
2023年5月12日
住友電気工業の適正株価と目標値
住友電気工業の適正株価はいくら?
適正株価を知るには業績が必須です。
業績を見ていきましょう。
2023年3月期 決算短信[連結]から1株当たりの価値を割り出します。
事業価値
事業価値は直近3年間の営業利益をベースに考え、税金を考慮すると
1,378,546(百万円)です。
財産価値と企業価値
財務表から導きます。
財産価値=流動性資産-(流動性負債*1.2)+投資その他の資産 から
1,128,498(百万円)です。
企業価値=事業価値+財産価値-固定負債合計 から
2,004,263(百万円)です。
1株当たりの価値
発行済み株数は793,940,571株なので企業価値から1株当たりの価値を求めると
2,524円です。
2024年予想
事業価値は来期の営業利益予想額から割り出しています。
2024年3月の予想営業利益180,000(百万円)をベースに再計算してみます。
すると一株当たりの価値は3,055円です。
2025年予想
事業価値は来期の営業利益予想額から割り出しています。
2025年3月の予想営業利益185,000(百万円)**をベースに再計算してみます。
すると一株当たりの価値は3,118円です。
住友電気工業の将来性と投資分析
住友電気工業は、2023年度第2四半期決算を発表し、その業績は投資家にとって注目すべき内容を含んでいます。
業績ハイライト
- 売上高: 20,721億円(前年同期比+1,810億円、年初公表比+1,221億円)
- 営業利益: 673億円(前年同期比+176億円、年初公表比+173億円)
- 経常利益: 608億円(前年同期比-1億円、年初公表比+168億円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 267億円(前年同期比-84億円、年初公表比+47億円)
セグメント別業績
- 環境エネルギー: 営業利益は122億円で、電力ケーブルと電動車モーター用平角巻線の増加が寄与。
- 情報通信: 営業利益は-8億円で、データセンター事業者と通信事業者の投資抑制が影響。
- 自動車: 営業利益は323億円で、ハーネス出荷数量の増加と生産性改善が利益を押し上げ。
- エレクトロニクス: 営業利益は145億円で、FPCと電子ワイヤーの需要減が影響。
- 産業素材他: 営業利益は90億円で、中国向け超硬工具の需要減が響いている。
財務状況
- 純資産: 22,285億円(前期末比+1,177億円)
- 負債総額: 19,298億円(前期末比+276億円)
- 現金及び預金: 2,489億円(前期末比-345億円)
投資分析
住友電気工業の決算は、自動車セグメントの強さを背景に、全体的な売上高と営業利益の増加を示しています。環境エネルギーとエレクトロニクスのセグメントも安定した成長を見せており、特に電動車関連の製品が好調です。しかし、情報通信セグメントは投資抑制の影響を受けており、産業素材セグメントも挑戦に直面しています。
為替の影響は利益にプラスとなっていますが、銅価格の変動や物流コストの増加が営業利益にはマイナスの影響を与えています。財務状況は健全で、純資産の増加は企業の安定した基盤を示しています。