セラクの適正株価と目標値
業績右肩上がりの優良株。
1. 成長性:|DX分野で急成長中!
セラクは堅調な成長を続けています。
- 売上高6.5%増加、営業利益も16.9%増加と順調な推移。特に注目すべきは、IT・DX分野での急成長です。
- クラウドサービスやITインフラの強化を進めており、DX領域での需要がますます高まる見込み。
- 今後も成長が期待され、2025年8月期には売上高が10.3%増加する見通しです。
2. 割安性:|50%以上の上昇余地!
セラクの株価には50%以上の上昇余地があります。
- ネットキャッシュ比率も堅調で、総資産の56.08%、純資産の87.07%を占めており、さらに増配も期待されます。
- 割安感が強く、今が狙い目の銘柄といえるでしょう。
3. 収益性:|利益率10.2%!今後の成長に注目
- 営業利益率は10.2%に改善し、収益性は良好です。特にデジタルインテグレーション事業やITインフラ案件の成長が堅調で、前年比で21.2%増を達成しています。
- ただし、みどりクラウド事業は前年比で35.9%減少しており、セグメントごとのバランスに課題がありますが、全体としては高収益を維持しています。
4. 財務健全性:|自己資本比率64.2%!安定した財務基盤
- セラクは自己資本比率64.2%と非常に強固な財務基盤を持っています。負債も少なく、財務の健全性は極めて高いです。
- また、営業キャッシュフローもプラスで、外部環境の変動に対する耐性も強く、長期的な経営の安定性が評価されています。
総合評価:|安定した成長と財務健全性が魅力!
セラクの成長性、財務健全性は非常に高く、特にIT・DX分野の成長が期待されます。 割安性もあり、今後の株価上昇余地が50%以上と見込まれています。強固な財務基盤と安定した収益性により、長期投資に適した銘柄といえるでしょう。今後の市場環境に対するリスクはありますが、これらに対する耐性も高く、特に中長期的な視点での成長が期待されます。
セラクの適正株価
業績
直近3年間をベースにした適正株価
(単位:百万円) | |
事業価値 | 17010 |
流動性資産合計 | 9,725 |
投資その他の資産合計 | 1,302 |
流動性負債合計 | 4,178 |
固定負債合計 | 170 |
財産価値 | 6,013 |
企業価値 | 22,853 |
株式発行部数 | 13,833,300 |
1株当たりの価値 | 1652.056993 |
2025年予想をベースにした適正株価
(単位:百万円) | |
事業価値 | 25500 |
流動性資産合計 | 9,725 |
投資その他の資産合計 | 1,302 |
流動性負債合計 | 4,178 |
固定負債合計 | 170 |
財産価値 | 6,013 |
企業価値 | 31,343 |
株式発行部数 | 13,833,300 |
1株当たりの価値 | 2265.793412 |
2025年3月期第1四半期の業績概要
1. 連結経営成績(累計)
- 売上高: 163億5,600万円(前年同期比6.3%増)
- 営業利益: 8億8,400万円(前年同期比37.9%増)
- 経常利益: 16億4,500万円(前年同期比35.4%増)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 11億1,400万円(前年同期比42.7%増)
2. 連結財政状態
- 総資産: 856億1,500万円(前年度末比2.1%減)
- 純資産: 606億3,000万円(前年度末比1.8%増)
- 自己資本比率: 63.8%(前年度末61.1%)
2025年3月期通期の業績予想
- 売上高: 626億円(前期比3.2%減)
- 営業利益: 31億円(前期比20.6%減)
- 経常利益: 48億5,000万円(前期比18.7%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 33億円(前期比16.4%減)
- 1株当たり当期純利益: 151.77円
セグメント別業績
- 塗料関連事業: 売上高61億4,200万円(前年同期比24.2%増)、セグメント利益2億5,700万円(前年同期比526.5%増)
- 自動車製品関連事業: 売上高102億1,000万円(前年同期比2.2%減)、セグメント利益6億2,400万円(前年同期比4.5%増)
経営環境と戦略
- 経済環境: 日本経済は、雇用・所得環境の改善により緩やかな回復基調が見られた一方、金融引き締めや為替変動、地政学リスクなどが依然として経営環境に影響を与えています。特に国内では、原材料やエネルギー価格の高止まりが続き、経営環境は依然厳しい状況です。
- 戦略: 中期経営計画の最終年度として、生産体制の効率化、新技術・新製品開発の強化、サステナビリティ経営の推進に注力しています。
2024年8月期の業績概要
1. 連結経営成績(累計)
- 売上高: 222億2,159万5千円(前年同期比6.5%増)
- 営業利益: 22億7,386万2千円(前年同期比16.9%増)
- 経常利益: 23億1,770万9千円(前年同期比7.5%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 15億7,571万9千円(前年同期比7.0%増)
2. 連結財政状態
- 総資産: 120億5,212万1千円(前年度末比7.1%増)
- 純資産: 77億6,261万4千円(前年度末比12.4%増)
- 自己資本比率: 64.2%(前年度末61.0%)
2025年8月期通期の業績予想
- 売上高: 245億円(前期比10.3%増)
- 営業利益: 25億5,000万円(前期比12.1%増)
- 経常利益: 25億5,000万円(前期比10.0%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 17億2,000万円(前期比9.2%増)
- 1株当たり当期純利益: 127.24円
セグメント別業績
- デジタルインテグレーション事業: 売上高213億4,282万8千円(前年同期比7.1%増)、セグメント利益23億2,042万8千円(前年同期比21.2%増)
- みどりクラウド事業: 売上高2億3,823万8千円(前年同期比35.9%減)、セグメント損失1億915万2千円
- 機械設計エンジニアリング事業: 売上高7億4,503万8千円(前年同期比19.5%増)、セグメント利益4,488万7千円
キャッシュフローの状況
- 営業活動によるキャッシュフロー: 13億5,711万2千円
- 投資活動によるキャッシュフロー: マイナス4億410万円
- 財務活動によるキャッシュフロー: マイナス9億2,334万1千円
- 現金及び現金同等物の期末残高: 68億4,408万7千円
経営環境と今後の見通し
今後もIT・DX関連の需要は堅調に推移すると見込まれていますが、金利変動リスクや海外経済の不透明感が続くと予想されています。セラクは、プロジェクトマネジメント人材の育成やDX領域の拡大に注力し、プライム案件の獲得や事業構造の強化を進める方針です。