LINEヤフーの適正株価と目標値
情報漏洩事件が記憶に新しいけどLINEもPayPayも生活必需品
先行投資した分が利益になってきている
とりあえず売らずに長期保有します(400株)
1. 成長性:|売上収益の堅調な成長
- 売上収益は前年同期比6.6%増加し、メディア、コマース、戦略事業が全て成長を見せています。
- 特に「Yahoo!ショッピング」やPayPayの利用増加が売上を牽引しており、今後も成長が期待されます。
2. 割安性:|成長中だが株価に反映され始めている
- 調整後EBITDAは前年同期比で8.5~10.9%増加が見込まれ、収益基盤は拡大しています。
- 一方、調整後EPSはわずかに減少または横ばいで、成長が利益に反映されるには時間がかかる見込みです。
- 株価もまだ適正価格以下ではありますが、すでに上昇してきているため割安感は薄いです。
3. 収益性:|高収益事業が成長を支える
- 調整後EBITDAの増加により、広告やコマース事業が利益率向上に貢献しています。
- 特に、PayPayやLINE公式アカウントなどの高収益サービスが収益の柱となっており、収益性は安定しています。
4. 財務健全性:|資金繰りに一定のリスクあり
- 営業キャッシュフローは順調ですが、投資活動や財務活動による支出が超過している状況です。
- 銀行事業の拡大や固定資産の取得などに多くの投資が行われており、今後のキャッシュフローの安定化が求められます。
総合評価:|安定した成長と競争環境への対応が課題
- LINEヤフー株式会社は、広告やコマース事業で安定した成長を遂げていますが、資金繰りと競争環境に対応する必要があります。
- リスク管理や財務健全性を強化しつつ、成長を持続できるかが重要なポイントとなります。
LINEヤフーの適正株価
業績
直近3年間をベースにした適正株価
| (単位:百万円) |
事業価値 | 2374090 |
流動性資産合計 | 4,202,234 |
投資その他の資産合計 | 2,206,852 |
流動性負債合計 | 3,532,908 |
固定負債合計 | 2,024,582 |
財産価値 | 2,169,596 |
企業価値 | 2,519,104 |
株式発行部数 | 7,149,601,322 |
1株当たりの価値 | 352.34194 |
2025年予想をベースにした適正株価
| (単位:百万円) |
事業価値 | 4500000 |
流動性資産合計 | 4,202,234 |
投資その他の資産合計 | 2,206,852 |
流動性負債合計 | 3,532,908 |
固定負債合計 | 2,024,582 |
財産価値 | 2,169,596 |
企業価値 | 4,645,014 |
株式発行部数 | 7,149,601,322 |
1株当たりの価値 | 649.6885897 |
2025年3月期第2四半期の業績概要
2025年3月期通期の業績予想
- 売上収益: 1兆9,350億円(前年同期比6.6%増)
- 調整後EBITDA: 4,500億円~4,600億円(前年同期比8.5%~10.9%増)
- 調整後EPS: 18.5円~19.4円(前年同期比2.3%減~2.5%増)
業績予想のポイント
- メディア事業: アカウント広告や検索広告が堅調に推移しており、収益の拡大が見込まれています。特に「LINE公式アカウント」などの増収が期待され、メディア事業全体の成長に寄与しています。
- コマース事業: 「Yahoo!ショッピング」やZOZOグループ、アスクルグループが牽引しており、コマース事業の取扱高は前年同期比で増加しています。
- 戦略事業: PayPayとPayPayカードの利用が増加しており、これが売上とEBITDAの成長に大きく貢献しています。特にPayPayの取扱高が順調に増加し、戦略事業全体の収益基盤を強化しています。
キャッシュフローと財政状態
- 営業活動によるキャッシュフロー: 2,668億9,400万円の収入(前年同期比増加)、主に税引前中間利益と銀行事業の預金増加によるものです。
- 投資活動によるキャッシュフロー: 2,589億2,600万円の支出、主に銀行事業の有価証券の取得および有形固定資産の取得に関連しています。
- 財務活動によるキャッシュフロー: 2,549億3,400万円の支出、自己株式の取得や借入返済が影響しています。