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イスラエルに学ぶイノベーション

2019年5月9日

こんにちは、YU-KIです。

 

自動運転画像認識システム開発会社「モービルアイ」というイスラエル企業がアメリカのインテルから1兆7千億円で買収されたというニュースが日本でも非常に話題となりましたね。

インテルをはじめ、世界をリードするグローバル企業は、市場環境変化のスピードに負けない新たな製品やサービスの開発スピードを担保するために、イスラエルのベンチャー企業を次々と買収または業務提携を推進しています。

イスラエルでは、既成概念に捉われず、時代の変化とニーズを大企業とはまったく異なる観点から捉え、多くのチャレンジを臆することなく試み、高い成果をだしています。

では、イスラエルのイノベーションはどうやって生まれるか?

イノベーションが生まれる働き方とは?

イスラエルは中東のシリコンバレーとも呼ばれている

イノベーション大国イスラエルから学んでみましょう。

 

イスラエルの国の背景

周囲を敵国に囲まれ、人口が少なく天然資源にも乏しい国が生き残りをかけて知恵を絞っています。

つまり、生きる為に猛烈な努力をしているのです。

 

イスラエルの発展を支えるもの

高度な軍事・諜報関連技術が民間経済での活発な企業につながっています。

イスラエルではほとんどの国民が、高校卒業後の18歳での兵役を義務付けられています。

そのため、軍隊がベンチャー起業家の養成校になっているのです。

 

最強のサイバー軍「8200部隊」

8200部隊とは、IDF (イスラエル国防軍) の諜報部隊組織です。

周辺国やテロ組織の固定電話、携帯電話、衛星通信、電子メール等によるコミュニケーションの盗聴、

暗号によって秘話化された通信内容の解読、

敵国からのイスラエルへのサイバー攻撃の防御が主な任務です。

この組織は、諜報アナリストによって、世界中で最も手強い技術的な諜報機関の1つであると見なされており、組織の規模以外のすべての事項に関して米国NSA(国家安全保障局)と同等の能力を備えています。

また、8200部隊はイスラエルの軍隊の中でもトップ「全体の1%から更に選ばれし1%」。

エリート部隊です。

8200部隊のメンバーに選ばれるのは、同国民のうち1万人に1人であると言われています。

 

8200部隊の思考

8200部隊は一般的に思い浮かぶ軍隊とは(アメリカ、ドイツ等)全く違います。

・熱意をもって任務を全うする

・自分の頭で考え、知恵を絞る

・失敗は良いことである

 

・熱意をもって任務を全うする

兵役を義務付けられているのにもかかわらず勤務することに喜びを感じている。

強い使命感に溢れているため自主的に残業することもある。

イスラエルの国民の殆どが軍隊を尊敬している。

 

・自分の頭で考え、知恵を絞る

世界で最も規律を重んじない部隊である。なんと、上官に服従する必要はない。

自分の考えがあり説明できるのであれば必ずしも命令に従う必要はない。

 

・失敗は良いことである

失敗することは学ぶことであり、むしろ喜ぶべきことである。

ただし、同じ失敗を犯してはならない、犯すとしたら違う失敗を犯すべきだ。

 

イスラエルについてもっと知りたい方にオススメの書籍

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