業績が低迷続きだった三菱重工にいいニュースが入って来ました。
業績回復の兆しにになるかどうか注目したい銘柄です。
三菱重工業は1千キロメートル離れた場所から複数のドローンをまとめて操作できるシステムを2021年度にも実用化する。
機体の安定飛行を可能にする防衛技術を民間向けに転用し、一般的な商用ドローンでは難しい高度な制御を実現した。
災害予知や送電線の警備といった活用を見込んでおり、ドローンビジネスの拡大を促しそうだ。
※引用元:日経新聞
なぜここまで業績が低迷続きだったのかというと
スペースジェットの開発に失敗したからです。
巨額な開発に見合った成果が挙げられなく赤字となっていました。
三菱重工業の航空機開発が新たな壁にぶつかっている。同社は6日、2020年3月期の連結税引き前損益(国際会計基準)の見通しを100億円の赤字(前期は1826億円の黒字)とした。
赤字は20年ぶり。ジェット旅客機「三菱スペースジェット」で減損損失が発生し、開発費も増える。傘下の三菱航空機(愛知県豊山町)の経営陣刷新も決めた。
累計の開発費は1兆円にのぼる見通しだが、軌道に乗る道筋はまだ見えてこない。
※引用元:日経新聞
さて、業績に不安が残る三菱重工ですが、ドローンビジネスは将来性が高く期待ができます。
業績不振の現状の適正株価を見てみましょう。
[toc]
スポンサーリンク
三菱重工(7011)の適正株価はいくら?
適正株価を知るには業績が必須です。
業績を見ていきましょう
この窮地から脱却できるかどうか怪しい所です
事業価値
事業価値は直近3年間の営業利益をベースに考え、税金を考慮すると
945,720(百万円)です。
財産価値と企業価値
財務表から導きます。
財産価値=流動性資産-(流動性負債*1.2)+投資その他の資産 から
397,617(百万円)です。
企業価値=事業価値+財産価値-固定負債合計 から
939,343(百万円)です。
1株当たりの価値
発行済み株数は337,364,781株なので企業価値から1株当たりの価値を求めると
2,784円です。
来期予想
事業価値は来期の営業利益予想額から割り出しています。
2021年3月の予想営業利益50,000(百万円)をベースに再計算してみます。
すると一株当たりの価値は129円です。
来来期予想ベースでは2,945円です。
株主優待&配当利回り
株主優待はありません。
過去の傾向を見ると1株当たり年間の配当金は75円です。
配当利回りは約2.86%です。
戦略
<プラス材料>
第2四半期決算と同時に「2021事業計画(FY2021~2023)」を開示した。
その中で、開発中の小型ジェット機SpaceJetについて、開発活動は「一旦立ち止まる」とした。
型式証明文書作成プロセスは継続し、再開のための事業環境の整備に取り組む。
SpaceJetへの資金配分計画(3年累計)は、現行の2018事業計画の3,700億円から200億円へと大幅に縮小させ、成長領域(エナジートランジション、モビリティ等の新領域)の比重を高める方針だ。
<マイナス材料>
21年3月期第2四半期累計(20年4~9月)の連結業績(IFRS)は、売上収益1兆6,586億円(前年同期比11.7%減)、事業損益586億円の赤字(前年同期は744億円の黒字)だった。
新型コロナウイルスの影響は第1四半期(20年4~6月)を底に軽減されつつあるものの、特にエナジーやプラント・インフラなどの受注品事業では会社側の期初想定より影響が大きく出た。
一方、中量産品事業(物流・冷熱・ドライブシステム)は市況の緩やかな回復に加えて、固定費削減効果が現れ、第2四半期累計で黒字化を達成。原子力および防衛・宇宙は堅調だった。
なお、SpaceJet関連の事業損失は、CRJ(カナダエア・リージョナル・ジェット)事業買収に伴い生じたのれんの減損等を含め822億円。
事業計画
まずは地盤を固める。赤字脱却、資金力強化。
株価ターゲット
ちなみに2020/11/17時点でみん株による目標株価は以下の通りです。
みん株目標株価:3,406円
1株当たりの価値:2,784円(実績ベース)
1株当たりの価値:129円(来期シナリオ)
目標売却株価:4,000円
チャート
まとめ
2020/11/17時点での株価は2,619円です。
割安度:★★☆☆☆
購入水準:2,500円以下
目標株価:4,000円以上
業績回復に時間がかかりそう、長期的な成長期待
オススメ口座
松井証券とSBI証券と楽天証券の口座を開設していますが、
一番使い勝手が良いのがSBI証券なのでメインで使用しています。
株価分析、業績情報、スクリーニングがわかりやすのが特徴です。
申込が不安な方はサポート付きのネクシィーズから登録することでサポートが受けられます。↓↓↓↓↓
口座開設自体はただなのでいろんな証券会社で口座開設をして情報収集サービスを利用するのもありだと思います。