こんな方におすすめ
- コロナ後の世界について気になっている
- ピンチの中のチャンスを探したい
- 渡辺哲也氏がすきだ
「新型コロナ恐慌」後の世界 著:渡辺哲也
今回は、「新型コロナ恐慌」後の世界を読んで思ったことをベースに個人的な視点で解説していきます。
結論から言うと、2020年はグローバリズムが終焉した年になる。
行き過ぎたグローバリズムへの巻き戻しが起こる。まさに時代の転換期になる可能性が高いという事です。
※グローバリズム:人・物・金が世界各地を自由に行き来する状態のこと
グローバリズムの終焉で何が起きるのか?
世界的に中国の切り離しが始まっていた。
コロナ以前から「中国の切り離し」が行われていた。
代表的なのが「米中貿易戦争」。
米国の中国への依存度は高いままだが、(🍎とかね)関税の問題で生産拠点を他国に移しているのは確かで、
日本企業もベトナムなどに進出している。
また、ファーウェイなどの中国通信機器の排除に向けて2019年から動き出している。
中国によるアメリカへの投資を規制する「FIRRMA」やアメリカから中国への投資を規制する「ECRA」という法案も新しく制定された。
さらの、コロナウイルスでの武漢での情報隠蔽など中国の姿勢は許容しがたいものがある。
今回の危機でWHOが機能しないのもWHOと中国の関係が深いことが原因だと推測できる。
真偽はわからないが、中国による人工的に作られたウイルスであるという情報も出回っている。
新型コロナウイルスは何者かがエイズワクチンを開発する過程でつくり出した。エイズウイルス(HIV)の発見でノーベル生理学・医学賞を受賞したフランスのリュック・モンタニエ博士が指摘
権威があるノーベル賞受賞者が指摘しているのは大きな波紋を呼んだと思う。
いずれにしても中国への不信感が加速しているのは間違えないと素人の僕から見てもわかること。
中国切り離しの波に乗れるか
実は、僕は中国は嫌いではない。
中国という国は好きではないが、いちエンジニアとして、中国の技術力は精度は落ちれど生産性、開発スピードとすさまじいものがあった。
ハードウェアまでハッキングする始末。
その一部始終を垣間見れた書籍を紹介しときます。
中国の技術について興味があればどうぞ。
実際に著者は中国で日本エンジニアとして働いており現場でのエンジニアとしての視点から中国を垣間見れるので
エンジニアは読んでおいても損はないかと思います。
と少し中国を褒めておいたが、この切り離しの流れは正しいと思う。
この流れを止めてはいけない。
コロナウイルスはその点では追い風になっている。
実際にコロナウイルスで中国から外国人が消えている。
中国への渡航が中止になり、中国に居住する約7万人のアメリカ人は帰国した。
アメリカ以外にも、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスとアメリカに続く国は多い。
外国人が消える → 「共同研究」「共同開発」は停止になる。 → 外国人技術者に依存する分野は停止になる。
→ 中国が衰退する。
中国の衰退は日本には追い風
グローバリズムによって大きく成長した国は「中国」
では逆に衰退した国は?「日本」である。
アジア覇権を再び取り戻すことが出来る可能性を秘めている。
アジアの覇権とか個人的にはどうでもよいが、日本が豊かになり、日本企業が投資対象として優秀となればうれしい。
なぜ、日本はグローバリズムで豊かにならなかったのか?
中国が原因。まぁ中国にしてやられている日本が悪いという視点もあるが、、、
①まずグローバリズムによって海外への工場移転が進む → ②国内でその分空洞化が起きる。
③海外への工場移転(海外への投資)によって利益を出し → ④自国に持ち帰ることで自国の産業を発展させることで空洞化を埋め豊かになる。
この流れで発展していくはずであったが、中国では④をさせてくれない。
資本移動の規制があり、中国で得た利益は中国国内に再投資しなくてはいけない。
それは中国経済は急速に発展するわけです。日本は貢だけ貢いでいたということ。
夜の街の経営者みたいなものです。
自分の店でキャバ嬢や風俗嬢に稼がせる。 → キャバ嬢や風俗嬢はホストクラブへ疲弊した心に癒しを求めていく(自分の店で使わせる)。
自分の庭でお金を回していくのです。
成長の妨げになっている中国衰退することでこのループから抜け出せる可能性があるという事ですね。