暴落時した時に買って長期保有するのが一番良いと歴史が証明しています。
いずれにしてもお金の価値は下がっていきそうなので、そこだけは忘れないように。
戦略的に経済的自由を目指して楽しみながら投資しましょう♪
業績回復中、まだまだ割安。
2024年3月期 決算短信
当期の経営成績の概況
2024年3月期において、日本精機株式会社グループの経営環境は、半導体不足の緩和によりサプライチェーンが正常化し、全体的に緩やかな回復基調となりました。国内では緩やかな景気回復が見られ、米国ではインフレ懸念があるものの堅調な景気が続いています。一方、中国では不動産不況や個人消費の低迷が続き、欧州諸国ではインフレ率が鈍化しているものの、本格的な回復には至っていません。世界的に物価・エネルギーコストの上昇が続き、ウクライナ情勢の長期化や中東での軍事衝突の発生により地政学的リスクも高まっています。
このような状況の中、当社グループはグループビジョン「技術により、世界の人々に安心・安全、そして感動を提供するトータルソリューションカンパニー」の実現に向けて、将来に向けた車載用計器等の設計・製造技術を中心に、高度な専門技術を蓄積・進化させました。また、持続的な利益創出を実現するために、原価低減活動や販売価格の適正化を進め、無駄のない企業体質の構築を推進しました。
当連結会計年度の売上収益は、312,355百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は8,484百万円(前年同期比211.0%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は5,300百万円(前年同期比305.8%増)となりました。これは、半導体不足の緩和による生産台数の増加や北米・アセアン地域での堅調な需要が影響しています。営業利益は販売台数の増加、原材料費の上昇を販売価格に適切に反映したこと、および無駄を省いた経営により増加しました。
当期の財政状態の概況
当連結会計年度末の資産合計は、棚卸資産の増加にもかかわらず、その他の金融資産の減少等により前連結会計年度末と比較して17,601百万円減少し、338,632百万円となりました。負債合計は、社債及び借入金の減少等により前連結会計年度末と比較して40,281百万円減少し、109,577百万円となりました。資本合計は、その他の資本の構成要素の増加等により前連結会計年度末と比較して22,679百万円増加し、229,054百万円となりました。
当期のキャッシュ・フローの概況
営業活動によるキャッシュ・フローは、24,639百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、37,934百万円の収入となりましたが、財務活動によるキャッシュ・フローは59,577百万円の支出となりました。その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の期末残高は33,257百万円となり、前連結会計年度末と比較して3,213百万円増加しました。
今後の見通し
日本精機株式会社グループは、2023年11月に2025年3月期から2027年3月期の新中期経営計画を発表しました。この期間を「業績回復期」と位置づけ、さらなる業績回復と資本収益性の向上に取り組みます。具体的には、ヘッドアップディスプレイ事業の強化、欧州事業の黒字化、新規顧客開拓と新規商材開発に注力します。また、サプライチェーンの改革や原価低減を進め、強い企業体質の構築を目指します。
2025年3月期の連結業績予想は、売上収益3,100億円、営業利益93億円、親会社の所有者に帰属する当期利益66億円となっています。
日本精機の適正株価と目標値
日本精機の適正株価はいくら?
適正株価を知るには業績が必須です。
業績を見ていきましょう。
日本精機の目標株価はいくら?
直近3年間の営業利益をベースにすると1,846円
2024年の営業利益をベースにすると2,853円
2025年の営業利益をベースにすると2,987円